キウイフルーツの雄株と雌株の必要性と見分け方

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受粉には雄株と雌株が必要

「キウイフルーツ」の栽培には雄株と雌株の2本が必要です。

「キウイ」の実は雌株にできるのですが、実ができるためには受粉が必要です。

雄株に咲く花の花粉が雌株の花に受粉して、雌株の花の付け根に実ができるのです。

という事は「キウイ」栽培の主役は雌株、その雌株が成長した雌の木という事になりますが、雄株、雄の木がなければ実が全くできないので、両方必要というわけです。

実をつけるには雄株、雌株が1本ずつで合計2本あれば良いのですが、栽培区画に合わせて雄株1本と雌株を2本以上にしても構いません。

受粉に必要な雄株は1本あれば雌株が10本でも受粉可能ともいわれる為、普通の家庭菜園レベルでは雄株は1本あれば十分です。

また、雌株も1本でも十分な量の実をつけますので、同じく1本で十分ですが、枯れたり病気にあったりする為の保険として2本植えることもありだと思います。

そういってしまえば雄株だって2本という事になりますが、雄株まで2本あるとさすがにスペースが大変です。

雌株でもあまり沢山実がなっても食べきれませんので、1、2本で良いのではないでしょうか。

キウィフルーツの木(5月下旬)
キウィフルーツの木(5月下旬)

雄株と雌株の区別方法は?

「キウイフルーツ」の栽培で雄株と雌株の両方が欠かせないのは前述の通りですが、もし仮に一方が枯れたりしてなくなったらどうすればよいのでしょうか。

当然のごとく、すぐさま代わりの株を購入してきて植え付ける事になるのですが、実は「キウイ」は木を見ても雌雄の区別がつかないのです。

木の姿形、外見は全く同じで、プロの農家でも見分ける事はできないといわれます。

ではどうするかというと、実が雌株になるので実が付いている枝、木は雌株、実が付いていないの枝、木は雄株という事になります。

また、実がついていなくても春を過ぎれば雄株、雌株双方に花が咲きますが、雄花と雌花の形状は異なっているのでそれで区別ができます。

となるともし一方が枯れてしまって仮にどちらの株かわからなくなってしまったら、実が有無か花の形状で区別します。

キウィフルーツの雄花①(5月中旬)
キウィフルーツの雄花①(5月中旬)
キウィフルーツの雄花②(5月中旬)
キウィフルーツの雄花②(5月中旬)
キウィフルーツの雌花①(5月下旬)
キウィフルーツの雌花①(5月下旬)
キウィフルーツの雌花②(5月下旬)
キウィフルーツの雌花②(5月下旬)

上記の写真は雄花が2枚と雌花が2枚なのですが、放射状に花が咲いているのが雄花で、コンパクトに咲いて花の付け根が丸くなっているのが雌花です。

今回は受粉が成功してこのように付け根が丸くなって実となる部分が出来始めていますが、もし雄株が枯れて雌株だけでも付け根が大きくならずとも丸く膨らんでいるので区別できるというわけです。

コメント

  1. 藤原 正二郎 より:

    写真の説明を何回読んでも、どちらかが判断できません。どちらも実がなっているように見えます。

    • fujiyamasan より:

      コメントありがとうございます。ご指摘を頂きまして添付の写真を大きくしてタイトルを付けさせて頂きました。緑色の小さな玉が付いているのが雌花、雌株になります。

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