冬越し栽培で収穫
昨年の秋に種蒔きして苗を作って栽培し始めた「ブロッコリー」ですが、年を越して3月になってようやく収穫できるようになりました。
9月から種をまいて苗を作り始めたので、栽培期間は半年です。
9月からでも苗を購入してそのまま植え付ければ年内の収穫に間に合ったかもしれませんが、いかんせん種からつくるのでは遅すぎます。
種まきから始めるのなら苗作りを7月から8月にはスタートしなければなりません。
とはいっても越年栽培をするなら9月からでも大丈夫というわけです。
冬の間はほとんど成長せず生育は止まった状態ですが、3月になって気温が上昇してくると止まっていた生育が再開したというわけです。
冬の間ひたすら寒さに耐えてきた「ブロッコリー」が春になって急に成長してきました。
半年もの間待った甲斐があるというものです。何せ苗作りからはじめたのですから、大変な手間と時間がかかっています。
ブロッコリーの種は1袋で400円程度もしましたのでかなり高額です。1袋に120粒ほど入っていましたが、実際に種まきして苗を植え付けて株として成長できたのは30株ほどでしょうか。
30株というと家庭菜園レベルではかなりの数ですが、個々の株の大きさはそれほどでもなく、収穫した「ブロッコリー」の大きさは直径10㎝位がほとんどでした。
とはいってもスーパーでは「ブロッコリー」1個は結構な値段がします。
時期や品質によってもちろん値段は変動しますが、「ふじやま」さんの近所のスーパーでは3月の時点で1個250円近くしました。
5月の現在では1個150円程度で売っていたりしますが、買うとなるとやっぱり好きに食べるわけにはいきません。
わき芽をたくさん収穫
「ブロッコリー」というと一般的には太い1本の茎に緑の粒々が沢山ついており、スーパーなどで販売されているのもこの形が普通です。
1つの株にこの太い茎の大きなブロッコリーは1つしかできません。
ですからこの1つを収穫してしまうと、キャベツの様に全ての収穫が終わってしまうのかといえばそうではないのです。
「ブロッコリー」の場合はこの大きな1つを収穫した後にもその太い茎の切り口の周囲からわき芽と呼ばれる細い茎の「ブロッコリー」が収穫できるのです。
茎の太さは圧倒的に小さいですが、周囲に1本ではなく10本位はゆうにできるので、収量としてはかなりのものになります。
「キャベツ」は1度大きな玉を収穫してしまえば終わりで後は株ごと引っこ抜かなければなりませんが、「ブロッコリー」はわき芽が収穫できなくなるまで株をそのままにしておきます。
「ブロッコリー」の大きな茎の収穫を始めたのは3月であっという間にすべての株で収穫してしまいましたが、わき芽の場合は何本も出てくるので5月になってもまだ収穫しているというわけです。
種から大変な苦労をして育てましたが、これだけの量と期間収穫できれば十分元が取れたといえるのではないでしょうか。
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