追肥で化成肥料を撒く
3月に植え付けした「じゃがいも」の種芋ですが、5月初旬にもなれば芽が出て来て葉や茎が成長してきます。
土の中に植え付けた種芋と一緒に堆肥や化成肥料といった元肥を入れてあるのでそのままでも育ちますが、追肥で肥料を補充した方がより大きく育ちます。
芽が出て来てある程度葉や茎が成長して来たら、畝の両脇に粒状の化成肥料をパラパラとまきます。
追肥と同時に株元に土寄せ
「追肥」と同時に行うのが「土寄せ」です。「追肥」では畝の両脇もしくは株元に肥料を撒きますが、それだけでは肥料は効率よく吸収されません。
「追肥」と同時に「土寄せ」をする事によって、肥料の吸収率が高まります。
「土寄せ」とは文字通り株元に土を寄せる事で、こうする事で成長した「じゃがいも」の茎葉が倒れたり折れたりしない様に保護します。
また、深植えした場合ではほぼ出てくる事はなくても、「じゃがいも」の通常の植え付けの深さである10~15㎝ほどでは土の表面に芋が露出してきます。
「じゃがいも」の芋は地表に出て日光に当たってしまうようになると青緑色に変色してしまい、ソラニンという有毒物質が発生します。
そうなると食べる事はNGなのでせっかく栽培しているのに無駄になってしまいます。
ですから、土寄せをする事によって芋を保護すると共にまいた肥料を株元に寄せる事で肥料を効率よく吸収させる事ができます。
収穫は6月中旬が目安
「追肥」と「土寄せ」をして無事に成長が進んでいる「じゃがいも」ですが、収穫の時期は来月、6月中旬以降が目安となります。
今年はかなりの量を栽培していますので、一度に収穫するのではなく、日をずらして順次収穫していく予定です。
今の時点では葉や茎が生い茂って良く成長していますが、土中の中の芋はまだほとんど成長していません。
これからどんどん気温が上がって梅雨の時期にまでなればまずは「新じゃがいも」として収穫できると思います。
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