じゃがいもの初収穫‐新じゃがは保存に不向き、種芋と収量の関係

6月中旬の初収穫

3月に栽培を始めた「じゃがいも」ですが、6月の梅雨の時期に入って大分成長して来たので少しだけ収穫しました。

今年はこれが初収穫なので、試しに掘ってみるという意味で1畝だけ収穫する事にしました。

世間では既に「じゃがいも」の収穫のニュースが流れていたりして、収穫の時期としては早いという事はありません。

「じゃがいも」の葉と茎がまだ青々としているのでまだ成長の余地はありますが、何せ今年は10㎏ほどの種芋を植え付けましたので、とても一度には収穫できないし、食べる事はできません。

今からでも少しずつ収穫して食べ始めて徐々に消費していこうと思っています。

じゃがいもの栽培区画(6月中旬)
じゃがいもの栽培区画(6月中旬)

初収穫という事で試しに1畝だけ掘り出してみたのですが、小さなかごでも4箱にもなる大量の収穫がありました。

この1畝には「きたあかり」という男爵系の丸い形の品種を植え付けましたが、思いのほかたくさん取れて満足というほかありません。

新じゃがは保存に不向き

「きたあかり」は男爵の改良品種といったところで、身は男爵よりも黄色くてホクホクと甘味が強いのが特徴です。

形は男爵と同じで丸いですが、皮の所々の芽の部分が赤くなっているので見分けがつきます。

柔らかくて甘味は強いですが、皮が薄いので皮を剥かずともそのままでも食べやすくなっています。

逆にいうと皮が薄いので長期間の保存には向かないかもしれません。

とはいっても初収穫で「新じゃが」といった時期ですから皮が薄いのかもしれません。

掘り出しているうちに既に皮が剥けているものが結構ありました。

新じゃがの収穫①(6月中旬)
新じゃがの収穫①(6月中旬)
新じゃがの収穫②(6月中旬)
新じゃがの収穫②(6月中旬)

種芋と収量の関係は?

3月に種芋を植え付けてから成長の過程を見て感じてきた事は、どうも種芋の大きさが収量の多い少ないのに影響を与えている気がしてなりません。

今回収穫した1畝には「きたあかり」を植え付けましたが、他の畝に植え付けた「男爵」や「メークイン」と比べても品種的に収量が多いというわけではありません。

それでもこれだけの収量があったという事は植え付けた際の種芋が大きかった事に関係しているのではないかと考えられます。

実は今回収穫した1畝の「きたあかり」は種芋を1個丸ごと植え付けた区画です。

今年の「じゃがいも」栽培では当初「男爵」と「メークイン」を中心に植え付けたのですが、これらの品種の種芋は半分や4分の1に切ったりして植え付けました。

一方、「きたあかり」の種芋はこれらの品種を植え付けた後に急遽購入して植え付けたもので、植え付け区画が十分でなかったので仕方なく丸ごと1個ずつ植え付けたというわけです。

きたあかりの収穫前の状態(6月中旬)
きたあかりの収穫前の状態(6月中旬)
じゃがいもの収穫前の状態(6月中旬)
じゃがいもの収穫前の状態(6月中旬)

1枚目の株は丸ごと1個の種芋を植え付けたものですが、2枚目に写っている「じゃがいも」の株は半分もしくは4分の1に切り分けてから植え付けたものです。

写真を比べてみると違いは明らかで、やはり丸ごと1個の種芋を植え付けた方が葉も茎も大きく成長しています。

小さいものは別としても一般的には大きな種芋は切り分けて植え付けるのが普通です。

まだ小さく切り分けた方の「じゃがいも」を収穫していませんので何ともいえませんが、地上部で成長している株を比べてみれば違いがある事は一目瞭然でしょう。

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