生育順調な「じゃがいも」
3月下旬に植え付けした「じゃがいも」の種芋ですが、6月に入って随分成長しました。毎年6月中には「新じゃがいも」として掘り出していますので、もうすぐ収穫の時期が訪れます。「新じゃが」は皮が柔らかくて味も良いのでオススメですが、完全に成長する前の収穫ですから収量は少なくなります。それでも家庭菜園では食べきれない場合がありますから、時期をずらして徐々に収穫していくのが良いと思われます。「新じゃが」を楽しみつつ、徐々に完熟した「じゃがいも」を7月、8月に収穫すれば十分な収量を確保できます。時期的には収穫は7月が適期ですが、葉や茎が黄色くなって枯れ始めればもう掘り出しても大丈夫です。完熟した「じゃがいも」は皮もしっかりしていて冷暗所に置けば、長期間保存できます。
化成肥料で追肥
少し遅めですが「じゃがいも」に化成肥料を追加しました。既に土中に元肥を施していますが、「じゃがいも」は成長に応じて追肥をする必要があります。通常は4月中に芽が出始めてきた頃に1回、5月に芽かきをした後に1回と、少なくとも2回の追肥を行います。しかし、今年は諸事情で植え付けから全く追肥を行っていませんでした。「芽かき」もしてないので本当にどうしようもないのですが、それでも「じゃがいも」畑は一応順調に生育しています。放任状態ですが、とりあえず化成肥料を追肥で散布しました。バケツに化成肥料を袋から移して株元に手で掴んで撒きます。分量は本当に適当で手で掴んでばら撒いているといった感じです。
土を深く掘りすぎかもしれない
「じゃがいも」は毎年作っているのですが、中々快心の出来というものがありません。これはスゴイ豊作だと思った時は1度か2度しかありません。原因ははっきりわかりませんが、種芋の植え付けの際に土を深く掘りすぎているからかもしれません。「じゃがいも」の種芋を植え付ける際には畑に畝ではなく穴を一直線に掘るのですが、その穴が深すぎるのかもしれないのです。「ふじやま」さんはこれまで植え付けの穴の深さを20cm程度にしてきました。20cmといっても全ての箇所で厳密に計っているわけではないので、どうしても勢い余って25cm~30cmにもなってしまいます。地中25~30cmにも及べば、種芋から芽が出てくるのも一苦労だし、芽が出てから地中で芋が生育するには地温の上昇が不十分になります。地温は太陽からの光が当たる地表に近いほど高いので、芋の生育に必要な温度の上昇が十分行き渡らないというわけです。毎年ビックリするほどではありませんが、普通のサイズや量の「じゃがいも」が収穫できるので別に困る事ではありません。更なる栽培技術の向上を目指して、収穫の障害となる要素は取り除いておきたいと思っているだけです。
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