トマト苗の植え付け②‐溝施肥、高畝と黒マルチシート

トマトの溝施肥(5月下旬)
トマトの溝施肥(5月下旬)

深く耕して十分な施肥

衝動買いで購入したトマトの苗ですが、できるだけ早く植え付けしなければなりません。ただでさえ売れ残りで徒長しているのに、これ以上ポット苗のままだと収穫に影響してしまいます。安物買いの銭失いとはまさにこの事です。さて、苗を購入してからすぐに畝作りに取り掛かりました。トマト栽培で注意すべき点は「なす」や「ピーマン」と違って根が深くまで伸びることです。深くまで根を張るトマトに十分栄養が行き渡るように、肥料は深くまで掘って撒かなければなりません。トマトの場合だと深さ30cm位まで掘り起こして「堆肥」や「化成肥料」等を十分に施す必要があります。ここで十分に肥料を施すかどうかで後々の収穫に影響しますから手を抜いてはいけません。栽培期間も夏の終わりまではありますから、持続性の高い「堆肥」を多めにすると効果的です。

トマトの溝施肥①(2013/5/27)
トマトの溝施肥①(2013/5/27)
トマトの苗の植え付け(2013/5/27)
トマトの苗の植え付け(2013/5/27)

高めの畝と黒マルチシート

高畝と黒マルチシート
高畝と黒マルチシート

深く耕して十分に施肥をした後には、土を被せて畝を作ります。トマトは過湿を嫌いますから、水はけの良い様になるべく高く畝を作ります。といってもあまり高すぎても今度は乾燥しすぎてしまいますから、10cm~15cm程度でよいのではないでしょうか。他の野菜の畝より若干高めでも良いと思います。畝は平らにならしてくぼみや穴ができないようにして、水がたまらない様に注意します。畝を作った後は雨天時の泥はね防止、地温上昇、真夏時の乾燥防止などの為にマルチシートを敷きます。透明のビニールマルチでも構いませんが、今回は購入した雨よけセットに付属していた黒マルチシートを使用しました。黒マルチも上記の効果が期待できますが、加えて雑草予防の効果もあります。マルチシートがなくても栽培できない事はありませんが、トマトは雨で土が打たれて泥が跳ねて付着すると傷みや病気の原因になります。水に弱いトマトは水分を含んだ泥が付くのは致命的で、下手をすれば株ごと腐ってしまう事にもなります。ここは横着せずに出来る限りマルチシートを敷く様にしましょう。

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