トマトの誘引とわき芽取り

トマトの誘引と脇芽とり
トマトの誘引と脇芽とり

麻紐で茎を誘引する

「トマト」の苗が成長するに従って丈が伸びますので、当然誘引が必要になります。さすがに「きゅうり」の様に地這えで育てる事はできませんから、茎を支柱に結ばなければなりません。「トマト」の茎は柔らかくて「ピーマン」や「ナス」のように自力で直立する事はできません。そのままにしておくと自身の重さに耐えられずに横に寝て伸びてしまいます。葉や茎が地表についたままだと病気になりやすいので、どうしても立たせなければなりません。支柱をしっかり立てて茎を要所要所で誘引しましょう。ちなみに、原産地域である南米地方では高地で少雨地域であり、「トマト」も一年ではなく複数年に渡って同じ株から収穫できるそうです。ですから、日本の様にまっすぐな支柱を立てて誘引するのではなく、何メートルにも渡って斜めにも横にも伸びるようです。

トマトの茎の誘引①
トマトの茎の誘引①
トマトの茎の誘引②
トマトの茎の誘引②

「わき芽かき」第1回目

「トマト」栽培に絶対欠かせないのが「わき芽かき」です。「わき芽かき」とは「トマト」の主枝と側枝の間に生えてくる枝を取り除く事です。「トマト」は非常に成長が早いので、放っておけば枝がどんどん成長していきます。成長が早いのは好ましいのですが、その分栄養が必要となりますの。「わき芽」が伸びればその分だけ栄養が必要になり、栄養が分散されてしまう事で、実も小さくなり味も落ちてしまいます。「わき芽」からも花が咲いて実ができるので数は増えますが、肝心の主枝からできる実が小さくなってしまいます。ですから、「トマト」を栽培するときには「わき芽」を見つけたらすぐに欠く事が大切です。苗を植え付けて1ヶ月ですが、もうこんなに「わき芽」が生えてしまいました。放っておくと「わき芽」の成長に養分を取られてしまいますから、素早く摘み取ります。

トマトの脇芽(6月上旬)
トマトの脇芽(6月上旬)
トマトの脇芽取り(6月上旬)
トマトの脇芽取り(6月上旬)

「わき芽かき」は必ず手作業で行う

「トマト」のわき芽を欠く時は必ず手で行う必要があります。「トマト」はウィルス病などの病気に弱く、ハサミなどの鉄の道具を使用すると、ハサミの刃先から病原菌が株から株へうつる可能性があります。どうしてもハサミを使うのなら異なる株の芽かきをする度に消毒しなければなりません。わざわざそんな面倒な事をしなくても手で簡単にむしるように取る事ができます。わき芽の根元を摘んで引っ張れば綺麗に取れます。

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