完全に生き返った「さつまいも」
先月は瀕死の状態に陥りヒヤヒヤしっぱなしの「さつまいも」の苗でしたが、今月に入って順調に生育しています。
根もしっかり付いて梅雨の時期に入って水も豊富なのでもう枯れる心配はありません。
完全に枯れてしまった苗もありますが、さすがに「さつまいも」の生命力は強く、ほとんどの苗が順調に育っています。
もうホームセンターでは苗を販売していませんのが、どうしても欲しければネットで購入するか成長した苗を切り取るしかありません。
雑草負けしない為に「草取り」
これからはほぼ放任でも立派に育つはずですが、状況に応じて雑草取りやつる返しが必要になります。
「さつまいも」はものすごく蔓が伸びて栽培面積をとるので、道にはみ出したり他の野菜の畝に侵入してしまう事もあります。
草取りはいうまでもありませんが、あまりに雑草が多いと苗の成長が阻害されてしまいます。
いくら「さつまいも」が生命力が強いといっても、雑草もそれにも負けない生命力です。
下記の写真はかなりの雑草が生えてしまい、「さつまいも」が十分成長できなかったケースです。
土にはどうしても雑草が生えますから放っておかずにこまめに取らなければなりません。
成長を始めた頃の幼苗の時期に雑草が生い茂ってしまうと、雑草の陰になってしまったり、栄養分を取られてしまってうまく成長できません。
これを「雑草負け」というのですが、成長の初期段階では特に気をつける必要があります。
苗が成長して蔓も葉も十分大きくなれば畑も覆われてしまうので、土の表面は日光が当たらなくなり、雑草も生えてこなくなります。
成長を抑制する「つる返し」
まだまだこれからの話ですが、「さつまいも」の成長段階で蔓が伸び過ぎてきたら「つる返し」をする必要があります。
「つる返し」とは先の蔓を持ち上げて根を土から切り離し、折り返すようにして内側の株元の方に重ねる事です。
要は成長しすぎた蔓を引っ込める事ですが、「さつまいも」は土の中の根である芋を食べるのであって蔓を食べるわけではありません。
蔓や葉がいくら大きくなっても芋が比例して大きくなるというわけでもなく、ある程度まで成長したら抑制する必要があります。
蔓の成長を抑制する事で土中の芋に栄養が向かい、芋の肥大化を促進する事ができます。
正直いうと別に「つる返し」をしなくても芋は大きくなって収穫できますが、何もしなければ畑中が蔓で覆われてしまうし、「つる返し」をした方がより芋が成長できます。
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