すいかの苗の植え付け方法‐品種、連作障害、接木苗

すいか苗の品種「紅大玉」と「黄小玉」を1株100円で購入

ゴールデンウィーク初日に「すいか」の苗の植え付けを行いました。

苗は実が赤い大玉の「紅大玉」品種を7株と黄色の小玉が2株で合計9株の植え付けです。

「すいか」は数年前に1回栽培した事があるだけであまり栽培の経験はありませんが、やはり夏に「すいか」がないとつまらないので今年こそはとチャレンジする事にしました。

とはいっても「すいか」の苗は結構高くて1株200円から300円ほどするのが普通ですので、9株も購入すれば結構な金額になってしまいます。

「すいか」の栽培は初期費用が嵩んで栽培も簡単ではない事からなかなか敷居が高いですが、苗が100円程度ならダメ元でもチャレンジし易いというものです。

今回は苗を販売している店を何軒か回って1株100円程度で販売している店を見つけ購入しました。

すいかの苗の植え付け①(5月4日)
すいかの苗の植え付け①(5月4日)
すいかの苗の植え付け②(5月4日)
すいかの苗の植え付け②(5月4日)

「すいか」の連作障害

野菜の栽培には連作障害がつきものですが、「すいか」は特に「連作障害」が激しい事で知られています。

「なす」や「ピーマン」などの定番の野菜では連作障害を避けるために3年ほどは同じ場所で栽培しないとよくいわれますが、「すいか」では5年以上は間隔を空けないと良くないといわれます。

「すいか」を栽培した後の畑には「すいか」に寄生した虫が土壌中に残ったり、土壌中の成分のバランスが崩れたりする為に間隔を空けなければならないのです。

接ぎ木苗の利用

そうした連作障害を避けるには輪作をしたりして間隔を空ける事が一つの方法ですが、他にも接ぎ木苗を利用する方法もあります。

「接ぎ木苗」とは苗の上の部分の茎や葉はその野菜本来のものですが、土壌から水分や養分を吸収する根の部分はその野菜とは異なる別の野菜や植物のものです。

「すいか」の接ぎ木苗では「台木」と呼ばれる根の部分に「夕顔」と呼ばれる植物を使用する事が多いです。

根の部分が全く異なる「接ぎ木苗」を使用する事で、連作とはならずに障害も起こらないというわけです。

とはいってもその接ぎ木苗を作るには大変な手間がかかるわけで、素人が家庭で作るのは無理ではありませんが難しいです。

ですからその接ぎ木苗を種苗店やホームセンターで購入する事になるのですが、手間がかかっている分だけ普通の接ぎ木していない苗より高いのです。

すいかの苗の植え付け③(5月4日)
すいかの苗の植え付け③(5月4日)
すいかの苗の植え付け④(5月4日)
すいかの苗の植え付け④(5月4日)

苗の植え付け

さて、今回「ふじやま」さんが購入した1株100円程度の苗はそうした接ぎ木苗ではありませんが、「すいか」の苗である事は間違いありません。

今回栽培した区画では当分同じ「すいか」は栽培出来ないことになりますが、どうしても又作りたければ「接ぎ木苗」を利用すればよい事になります。今回は「接ぎ木」ではない苗を購入して早速植え付けました。

連作障害の事はともかくとして、「すいか」は一般的に高温乾燥に強くて雨に弱い野菜です。

植え付けをする時は雨や水がたまらない様に高めの畝にする事が必要です。

畝でなくても土を盛って小さな山の様にする「鞍つき畝」(関連記事:畝作りについて)にして植え付けても良いのですが、今回は黒マルチがある事から幅60㎝、長さ10mほどの畝をつくりました。

苗の間隔は約1mですが、畝の左右は空けてあるので、左右に蔓を伸ばせる十分なスペースは確保してあります。

まだ苗は小さいので気にはなりませんが、これから成長するにしたがってかなりのスペースを取ると思います。

植え付け当初の5月ならまだ天候も安定していますが、これから6月になって梅雨の時期になると「すいか」の生育にも影響が出てきますで、それをどう乗り切るかが課題です。

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