支柱を立てる
無事に苗を植え付けたら、今後の成長を見越して支柱を立てましょう。
支柱の長さには120cm、180cm、240cm等の種類がありますが、「なす」の場合でしたら120cmか180cmで十分です。
「ふじやま」さんの場合は180cmの支柱を使用しています。土に差し込んでしまうと結構短くなってしまう上に、深く差し込まないとグラグラしてしまうからです。
さて、支柱を立てる場合に注意事項が一つあります。それは日当たりを考慮して支柱を埋める位置を決める事です。
支柱の太さは10mmから20mmと大したものではありませんが、それでも日陰になる事は間違いありません。
支柱を立てる際には北側に立てる事が鉄則です。こんな事をいうと怒られてしまいそうですが、太陽は東から昇って南を通って西へ沈みます。
支柱を北側に立てておけば、一日中市中の日陰が苗にできる事はないというわけです。
ほんの些細な日陰でも成長を阻害する要因はできるだけ排除しておけば安心というわけです。
麻紐で固定する
支柱を差し込んだら、苗を支柱に固定しなければなりません。
支柱を立てたのは苗を支える為ですから、紐で縛って倒れたりしないようにする必要があります。
もちろん、植え付けたばかりの苗の茎や葉はデリケートですから、細心の注意をもって固定しなければなりません。
紐は茎や葉がこすれて傷まないいような柔らかいものを使わなければならず、ビニール紐でも問題ありませんが、できれば自然の素材で土に還る「麻紐」がオススメです。
「麻紐」は園芸店でも販売していますが、「ふじやま」さんはもっぱら100均で手に入れています。
ビニール紐では片付けるのを忘れると残ってゴミになってしまいますが、麻紐なら分解されて土に還るので環境にも優しい道具です。
尚、麻紐を結ぶ時は紐を捻って2、3回交差させ、苗の茎と支柱が直接当たって擦れない様にします。
風で茎があおられて支柱にぶつかると傷ついてしまいます。写真の様にして結べば茎も擦れることなく、苗を固定させる事ができます。
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