「かぼちゃ」の受粉‐作業方法と成功・失敗例

投稿者: | 6月2日

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「雄花」の花粉を「雌花」につける

「かぼちゃ」の花が咲いてきたら、「雄花」の花粉を「雌花」につける受粉作業を行う必要があります。通常は放っておいてもミツバチなどが受粉してくれるのですが、ミツバチがたくさんいる地域ばかりありませんから、手作業で受粉した方が確実です。受粉作業で気をつける事は必ず異なる株の「雄花」の花粉と「雌花」をつけることです。同じ株では受粉できないので注意しましょう。受粉する際には「雄花」の花粉がついている先の部分、「おしべ」を摘み取って受粉させても良いのですが、綿棒を使用しても簡単にできます。花粉を綿棒に擦り付けて、異なる株の「雌花」の先にこすりつければ受粉作業は完了です。受粉が無事成功すれば「雌花」の下の子房が成長してかぼちゃの実となるわけです。受粉がうまくいかなければ、雌花の子房は大きくならずに茶色くなって枯れてしまいます。

 

受粉が成功

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「かぼちゃ」の受粉が成功すると雌花の玉が肥大し始めます。前回では雄花の花粉を綿棒で擦り付けて、雌花の柱頭にこすりつける受粉の方法を紹介しました。自然界ではミツバチが受粉作業を勝手にしてくれるのですが、気温が低いとミツバチが飛ばない上に、雌花と雄花の開花のタイミングが微妙に違うので受粉の成功率も下がります。こうして自然受粉だけでは十分ではなく手作業での人工授粉を行うわけです。受粉が成功して数日経つと雌花が落下し、玉が徐々に大きくなり始めます。受粉完了後、品種にもよりますが通常は30日から40日程度経てば収穫期を迎えます。

 

受粉が失敗

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受粉が成功する一方で、もちろん失敗してしまうものもあります。雌花が開花している時間は早朝で9時ごろまでには咲き終わってしまう上に、一つの雌花は短期間で枯れてしまいます。その開花期間を逃してしまうと受粉ができなくなり、雌花の下の「かぼちゃ」の玉となる子房は大きくなりません。葉や茎は鮮やかな生き生きとした緑で生命力旺盛なのに大して、子房はまるで要らなくなった部分の様に株から脱落してしまいます。茶色く変色しつやもなくなり、栄養も行き渡らなくなったせいか、肥大もせずにそのまま枯れてしまいます。せっかくできた子房がもったいないですが、なかなか全ての受粉を成功させるのは難しいものです。


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