「里芋」の種芋の植え付け
前回紹介した種芋の選別で選り分けた種芋をさっそく植えつけました。
収穫後の里芋を選別した結果、種芋として使えるのは限られてしまいましたが、それでも家庭菜園には十分な数を確保できました。
収穫した芋は既に何日か陰干しして置いてありましたので少々乾燥していますが、植え付けには問題ありません。
むしろ、乾燥していた方が良い位で、実際に販売されている種芋はかなり乾燥しています。
収穫後の里芋を種芋として使う場合には、傷や腐りがない事を十分確認して植えつけていきます。
又、十分乾燥させる事ができずに、畑から収穫して止むを得ずそのまま植えつける場合もしくは株全体のまま保存しておいてバラして植えつける場合には、じゃがいもの場合と同じく切り口に草木灰をつけると良いでしょう。
周囲の土を耕しておく
植えつける場合にはスコップでも園芸用の小さなシャベルでも構わないので、10cm程度の穴を掘ります。
植えつける畑の区画全体を耕す必要はないと思いますが、少なくとも種芋が成長して何個かの芋をつける株に成長する位の広さ、すなわちサッカーボール位の大きさは十分耕しておく必要があります。
種芋の周辺を十分耕して柔らかくしておき、石、根、枝、固い土など成長の障害になる環境を取り除いておきます。
もちろん、十分な時間や労力をかけられる肩は畑全体を耕したり、石灰や肥料を施しておくことができれば申し分ありません。
しかし、他の苗の植え付けや日々の雑事で忙しくてどうしても手が回らない場合は、種芋の植え付け場所の周りをピンポイントで耕すだけでも十分育ちます。
耕運機を持っている方や商売をする方ならこんな手抜きは無縁かもしれませんが、手作業の家庭菜園ともなれば全てに手間をかける事は難しくなります。
絶対にマニュアル通りにしっかり作りたい方はその通りにやれば良いと思いますが、バランスよくどこかの作業で手を抜く必要がある場合は里芋の植え付け作業が適しているといえます。
貴重な「里芋」の種芋
種芋をわざわざ購入するととてつもなく高いですから、なるべく自家製で済ませたいものです。
ちなみに、園芸店等で種芋を買うと小さい子芋が5~6個で500円程度します。
単純計算すれば種芋1個100円ですから、恐ろしく高いですね。家庭菜園程度でもある程度作ろうと思えば数千円は下りません。
コンテナ栽培ならいざ知らず、とても畑で作るだけの種芋を買うのは大変です。
こうして種芋の値段をあらかじめ知っておけば、里芋の収穫期に貴重な種芋を大事に保存する気が起きるというものです。
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