白菜が十分育つまでの栽培期間は?
今年の秋冬に向けて「はくさい」の栽培を始めました。まずは種まきからスタートです。
これまでに何度か「はくさい」は作っているのですが、完全に結球してまともな「はくさい」になった事はほとんどありません。
「はくさい」を「はくさい」の形にするのは意外と難しくて、これまでは結球するまで至らずに収穫してしまう事がほとんどです。
最大の原因は株が十分に成長する前に冬になってしまって成長しないという栽培期間の短さです。
栽培期間が短いと葉の枚数が増えずに結球する前に収穫する羽目になります。
白菜の栽培には通常2ヶ月から3か月かかりますから、気温が低くなってもう白菜が成長しなくなる冬になる前に成長を終えていなければなりません。
とすれば冬になる前から逆算して2ヶ月から3か月前には栽培を始める必要があります。
遅くても12月初めまで、できれば11月中旬くらいまでに成長を終えていると仮定すれば、遅くて9月初め、できれば8月中旬には栽培を始めた方が良いという事になります。
もちろん、白菜の品種によって栽培期間は異なりますから、状況に応じて品種を選ぶことが大切です。
「ふじやま」さんの場合は比較的早く収穫できる60日で収穫できる品種を栽培する事にしました。
白菜の苗づくりの方法は?プラグトレイの活用
さて、早速ホームセンターで白菜のタネなどを購入してきました。
今回は同時並行で栽培するキャベツとブロッコリーのタネも購入です。
その他には育苗用のプラグトレイと種まき用の培養土を揃えました。
これまでの経験からトレイは少し大きめのものを用意し、当然育苗専用の土も用意しました。
以前は間に合わせ的に菜園の土をそのまま育苗用に使用したことがありましたが、あまりうまく苗を作る事はできませんでした。
芽が出ないというわけではありませんが、発芽率が悪い上に発芽しても大きく成長しない事が多かったのです。
ですから、市販の苗を買わずに自分で種をまいて苗を作る場合は種まき用の培養土が必要です。
また、トレイについてはホームセンターで販売していた何種類かの中で最も穴が大きいものを購入してきました。
以前に100個近くの種が蒔ける小さな穴のセルトレイで試したことがあるのですが、苗が大きくならないのでとてもそのまま畑に植えるほどの大きさにはなりませんでした。
そうした場合には本来なら芽が出てある程度成長したら今度はポットなどに移植して植え付け用の苗を作らなければならないのですが、そうすると更に手間がかかるし、何よりうまく移植しなければ苗が駄目になってしまいます。
この移植の作業が結構難しくて、芽が出たばかりの苗を移植するというのは苗にかける負担が大きく、余程うまくやらないと成長してくれないのです。
どちらにしても移植しなければならないなら、最初から大きな穴のトレイで種をまいて、そのまま畑に植えられる大きさまで育てた方が根もしっかり張って成長しやすいというものです。
というわけで今回は大きめの穴のトレイを使用して、1穴に3粒ずつ種をまいて植付けできるまで栽培する事にしました。
3粒ずつ蒔いておいて、成長に応じて間引きを行い、最終的に1本立ちにする予定です。
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