「さつまいも」蔓は立派でも少ない収穫量‐失敗の原因を探る

投稿者: | 10月18日

生育順調にしか見えない「さつまいも」畑

9月上旬に入って「さつまいも」の生育状況は順調そのものに見えます。しかし、10月の収穫時期に入って実際に収穫してみると、地上部の生育状況からは想像できないほどあまり成果はよくありませんでした。写真は9月6日の状況ですが、雑草は多少でも生えていますが黒マルチと防草シートのおかげで大した問題ではありません。

蔓は生育良好でも収穫は少ない

10月中旬に実際に「さつまいも」の収穫をし始めてみると、地上部の蔓の立派な生育状況とは裏腹に地下部の芋の出来具合はイマイチとしかいえませんでした。これまで何度も「さつまいも」栽培に挑戦していて今回は手間をかけて立派に育っていると思っていたのですが残念です。今回初めて黒マルチと防草シートを設置して雑草対策を行い、8月にはつる上げもして管理作業は万全と思っていたのですが、芋の数は少ないし大きさも不揃いなものばかりです。

収穫量が少ない原因

「さつまいも」は栽培が簡単な野菜とはいわれますが、だからといって必ず成功するとは限りません。栽培が簡単なのは間違いありませんが、味の良い芋を沢山収穫できるかどうかはわかりません。「ふじやま」さんもこれまで何度も栽培してきましたが、大成功といえるだけの収穫を体験した事はありません。簡単とはいいつつも意外と難しいのが「さつまいも」の栽培で、失敗もしくは収量が少なくなってしまう原因はいくつか挙げられます。それらは「肥料過多」、「つる上げをしない又は不十分」、「植え付け時期が遅れた」、「収穫が早過ぎた」、「苗の葉が枯れてしまった」などが挙げられます。

まず、「肥料過多」については「さつまいも」は元々は荒れ地ややせ地でも育つので肥料はむしろ要らない位です。逆に肥料をあげてしまうと肥料過多になってツルだけが繁茂する「つるボケ」状態になり、肝心の土中の芋の肥大が不十分になります。

次に、「さつまいも」の栽培過程で「つる上げをしない又は不十分」だと栄養分が分散して芋が肥大化しなくなります。つるが伸びた先の節々に不定根が張り、そこから芋ができようとするので元々の苗の根元にでき始めている芋へ向かう栄養分が減ってしまうというわけです。伸びた先の節の不定根に更に立派な芋ができるのなら申し分ないのですが、実際は収穫時期まで待ってもまず芋ができる事はありません。ですからただ単に養分の分散とならないように「つる上げ」はしっかりしておいた方が無難です。

そして、「植え付け時期が遅れた」と「収穫が早過ぎた」というのは当然といえば当然で、原因はハッキリしているだけに対策は簡単です。すなわち、植付け時期を早めると共に収穫を遅らせるという事です。もちろん、いずれも早過ぎても遅過ぎてもダメなので要は適期を守る事が大事なのですが、「さつまいも」に関しては温暖地では植え付けは5~6月、収穫は10~11月が適期といえます。収穫については霜が降りる前に行う必要があり、霜が降りるまで寒くなると地中の「さつまいも」は腐ってしまう可能性が高いので注意が必要です。

更には「苗の葉が枯れてしまう」と芋のできる数が減ってしまうようです。苗の茎さえ枯れなければ大丈夫といわれる事もありますが、実際は苗の節々に付いている葉の数が収穫できる芋の数に影響を与えるようです。これについては確かに5月の植え付けの時点ですべての苗ではないにしても、いくつかの苗は全体が枯れてしまったり、全体が枯れなくても葉が何枚か枯れてしまったものがあります。葉が少しぐらい枯れても茎さえ無事で活着すれば大丈夫と思っていましたが、植付け時点で葉が枯れてしまうと収量に影響する可能性があります。


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